作業療法士として働いているけど、他の病院で働いている人や経験年数の違いでどのくらい給与をもらっているか調べてみました。
なかなか他の職場の人に給与のことは聞けないし教えてくれないので、
厚生労働省が出しているデータを見てみました。
令和2年の賃金構造基本統計調査(厚労省)の中から 理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・視能訓練士まとめての平均になります。
青色の棒グラフが年収・オレンジの折れ線グラフが人数です。
作業療法士の平均年収は?
上の表データから計算すると
作業療法士の平均年収は427万円(令和2年)です。
そして、平均収入を超えるには35歳くらいからになりそうです。
国税省が発表した「令和2年の民間給与実態統計調査」によると、
1年を通じて勤務した給与所得者の平均給与は「433万円」と記載されています。
とすると、平均より少し少ないくらい。
- 作業療法士の平均年収 「427万円」
- 一般給与所得者の平均年収 「433万円」
まあ、安くもなく、高くもないということでしょう。
3年~4年間、専門学校や大学でしっかり勉強して、
国家資格も取得して
平均収入に満たない作業療法士って
専門職種として評価が低いんだなーって感じます。
まあ、それでも平均くらいは安定して収入があることを良いと考えるかは個人で考え方が分かれるかも
でも、もうちょっと欲しいな~
ただ注意しておきたいのは40歳代を中心に、人数が大きく変動しています。
人数は若干減少方向に動いていますが、
新型コロナ感染症などの影響を考えて、
安定した収入を得られる作業療法士という職業は人気でもっと増えるかもしれませんね。
作業療法士の年収は今後増えるの?
グラフを見ると、50歳代をピークに600万円超えており、
このまま、経験を積んでいけば年収600万円くらい行くなら少し安心…
と思っていると、ちょっと注意ポイント!
人数の推移をみると若手の多い職種ということが分かります、
平均収入が427万円といっても
人数の分布が偏っているので、現在の若い方達が経験を積んでこのまま昇給できれば、
そのまま平均年収も上がっていくハズです。
それを考えると少し安心できますが、
50歳代のベテラン作業療法士達は、
当時から人数がとても少なく、
主任や技師長という管理職に就きやすいと考えられます。
それで平均年収600万円・・・
それをどう考えるかは微妙というしかないです。
これから経験者が続々増えてくることを考えると、
作業療法士の資格保有者としてだけでは就職や安定した収入に繋がるのかはわかりません。
それに、主任や技師長・課長などの管理職になれる可能性は確実に低くなります。
- 作業療法士は若い年齢層の多い職種
- このまま定期昇給が続けば、平均年収アップしていくハズ
- 現在の50歳代の年収は管理職含んでいるため、下がっていくかも
- 今後は管理職になれる可能性は低くなる
ただ、この先20年は高齢者が増える(第二次ベビーブームの人たちが高齢者になる)方向なので、
仕事を選ばなければ生活に困るということはないでしょう。
問題はその先だんだんと高齢者が少なくなった時に、
現在と同じような安定感があるかは疑わしい所です。
その時までに作業療法士として技術を磨いておく必要だけでなく、
他にも技術を磨いておいて、他にはない独自性などがあると心強いでしょう。
まとめ 作業療法士の平均年収と経験年数によりどのくらいの年収になるか調べてみました
作業療法士の年収を調べてみました。
- 作業療法士の平均年収 「427万円」
- 一般給与所得者の平均年収 「433万円」
平均より少し低いくらいと分かりました。
しっかり勉強して国家資格取ってるのに、平均以下ってのはどうなんでしょうか
今後の年収アップの可能性はどうかというと
35歳を境に一般平均年収を超える見通しでした。
作業療法士は若年層が多い職種ということで、
平均が下がってしまっている可能性があり、
定期昇給が続く限り、アップしていくと思われます。
ただ、人数増えていく分管理職になれる可能性が低くなります。
- 作業療法士は若い年齢層の多い職種
- このまま定期昇給が続けば、平均年収アップしていくハズ
- 現在の50歳代の年収は管理職含んでいるため、下がっていくかも
- 今後は管理職になれる可能性は低くなる
ということが考えられました。
今後、作業療法士として続けていくか、他の職業へ挑戦するか、
今のりっぺが挑戦している副業へ挑戦するか、
選択肢は色々ですが、これが参考になればと思います。
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